代表挨拶
自己紹介
・曽禰雄輝(そね ゆうき) ・略歴 ・資格等 ・趣味 |
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代表挨拶
私は税理士としては異色の経歴ではないでしょうか?
中堅企業、大手上場企業と約10年、営業の最前線で働いていました。
新規飛込み営業(税理士ではなかなか経験できません)、電話営業から、中小~大手企業の既存顧客の担当営業まで経験いたしました。
支店長・エリア長として組織の管理、コスト削減、人材育成などの管理経験もさせていただきました。
売上も利益もどんどん拡大し、「男30代、さあこれから!」
しかしながら…何とここで会社が倒産!
「上場企業といえ、どうなるかわからない時代」身をもって味わったわけです。(笑)
「自分のやりたい仕事は何か」いろいろと悩み、考えました。
エリア長で経験した、新しく店を作るために、場所を選び、機材を入れ、人を採用し、売り上げから利益を生み出していくという業務は、中小企業の経営者に通じます。
それに加えて大企業ならではのノウハウもあり、
「この経験を生かして、経営者のサポートをする仕事をしたい」
これが会計業界へ飛び込んだ理由です。
転職前に相談した上司には「今からでは遅い、無理だよ」と言われましたが、「今からでも真剣にやればできる!」と強く想い、幸いにも税理士になることができました。
会計事務所勤務時代の悲しい話
会計事務所に入所してすぐ、全くの未経験ながら新規のクライアントを担当しました。
飲食店を開業してまだ半年くらいの方でした。
創業融資は、開業前にご自身で事業計画を作られ、日本政策金融公庫から借りることができていました。
しかし・・・借入額は300万円。
飲食店を経営するには「少ないな」と感じました。
事業計画や開業後のお金の使い方にも問題があったのか、あっと言う間に資金がなくなり困っていました。
追加融資のご相談を受け、他の金融機関を検討するのですが・・・
① 完全に赤字
② 事務所が転貸契約(物件の所有者との直接契約ではなく、間にもう一人貸主が入る契約です。金融機関はかなり嫌がります)
③ 既存の借入を延滞(致命的・・・)
上記以外にも理由はありましたが、税理士や、金融機関に人脈がある方がサポートしても借りることができない状態でした。
なんとか、この方は知人からお金を出してもらうことで凌ぎましたが・・・
それは借入ではなく「出資」でした。
端的に言うと、出資とはその会社の株式を買うことです。
※出資と借入の違いの詳細はここでは割愛させていただきます。
結局、会社の株式の2/3以上をその知人の出資者に持たれてしまい、実質の経営権を失ってしまったのです。
もしも開業前に関わることが出来ていれば
① 正確な事業計画を作成し、不急不要の出費は抑えて資金繰りの悪化を防ぐこと。
② 正確な事業計画を元にすれば、借入額が300万円では不足することがわかります。
→借入金額の増額を提案し、最初に目一杯まで借りること。
※創業前であればもっと借りることが出来たと思います。
上記2点のアドバイスは出来たのではないか?と悔やまれます。
創業時の事業計画と資金繰り、そしてそこから導き出される必要充分な金額の融資が本当に重要だと身にしみた経験です。
税理士としての理念
会計業界生粋の税理士にとっては、「税務申告」の為の会計であり税務という面を感じます。それももちろん重要な一面です。
しかし、私は経営者の立場で考えます。会計・税務は「営業」あるいは「経営」に役立てる為であると考えています。
私が金融機関対策や、融資支援に力を注いでいることも、「経営に役立てる会計」という考えの一環です。
また、営業や経営のポジションにいる方の気持ち・考えが分かる税理士と、分からない税理士とでは、お伝えするポイントやアドバイスに大きな違いがあると考えています。
私は、税務は当然として、一般企業での実体験を活かし、経営者にとって本当に見なければいけない数字をお伝えし、「会社が利益を残して発展することに役立てる税理士」でありたいと考えています。
メッセージ
経営者の夢を実現するためのサポートが税理士の仕事です。
ですから、税理士の良し悪しは会社の経営に少なからず影響を与えます。
実際に経営者の方は、「良い税理士がついている会社は伸びる」とおっしゃいます。
そんな「一緒に成功への道を歩んでいける」本当の意味でのパートナーとして当事務所を選んでいただければ幸いです。